漆黒に佇む一輪の華
これはいつか必ずしなければいけないと思っていたことだから





杏莉がいればなんとか出来そうな気がする





杏「そっか…大丈夫!私がいるからね?頼ってよ?」





悠「うん、ありがとう」





杏「教室戻ろっか!」





重い腰を上げて2人で教室まで歩いていく





杏「悠里ってさ…優しいよね」





悠「え?優しい?」





杏「うん。だって穂夏って子?嘘ついてるんでしょう?」





え?





悠「な、なんで知ってるの?」





杏「あんなの性格から見れば一発だよ」





なるほど、、





悠「なんで男はあんな性格の女にコロッと騙されちゃうんだろうね?」





杏「それ!めっちゃ思う!」





楽しく杏莉と喋っていたら





秋「その男ってのは僕らのこと?」





予想外の人物の登場に情けなくも自分は焦っているのが分かる。





杏「何か用ですか?」





杏莉が私を庇うようにみんなを睨んでいる





蒼「なんで俺ら睨まれてんの?」




蒼都が笑っていたからそれになんだか余計腹が立った。




悠「なんで話しかけてきたの」




そう思うのは初めてだ。
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