漆黒に佇む一輪の華
和「おー、昔っから好きだな」





呉「昔はよく涼架を後ろに乗っけていろんなとこ走ってたよな」





とどこか懐かしそうに言う呉羽の言葉に知らない人の名前が出てきて誰だろうと思った。




涼架…さん




悠「涼架さん、、って方はもしかして秋弥さんの彼女、、とか?」





私がそう聞くと呉羽がヤベッという顔をして気まずそうに目線を横へ向けた。





呉「あっ…それ「呉羽お前勝手に人の事ベラベラ喋んな」





後ろから不機嫌な声が聞こえてきて振り返ると怪訝そうな顔をした秋弥さんが立っていた





秋「ーーー涼架は俺の彼女だ」




小さな声でポツンとそう言った。




神「俺らは下にいるから」




気を利かせて神楽が二人を連れて幹部室を出て行った今ここにいるのは私と秋弥さんだけ。




悠「1つだけ質問いいですか?」




秋「....んだよ」




悠「涼架さんは龍華の幹部?」




秋「______________あぁ」
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