漆黒に佇む一輪の華

蛹「はい、悠里様よろしくお願い致します」




すごく丁寧な人だな




秋「蛹はこんなんなんだよ」




蛹「秋弥様、早くお乗り下さい」




道中、蛹さんは秋弥には毒舌だという新しい発見があったしてとても楽しかった




悠「蛹さんていつから秋弥の専属運転手なんですか?」




秋「俺が産まれた時から」




窓の外を見ながらそう秋弥さんが答えると




蛹「正確には秋弥様が産まれる前からでございます」




運転中の蛹さんが微笑みながら言った





これには秋弥さんが1番びっくりしてる





悠「産まれる前からだったんですか?」





蛹「はい、私は最初は秋弥様のお父上様である秋大様の専属運転手でした」
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