桜の舞う世界












「なんで碧兎様からお会いしたいと言ってきたのかしら?」








考えても無駄ね…






碧兎様が考えている事は分からないわ





・・・・・・・・・・・・・・・・・・






それから朝食は無事届き





朝食を済ませて今はそのまま部屋にいる








そういえば碧兎様とどうやってお会いすれば良いのかしら?






「メイドに聞くのを忘れてしまったわ……」












どう会うか迷っていた時

軽快なノック音が聞こえた






コンコン





「どなたかしら?」








「碧兎です」







あ、碧兎様!?





ガチャ



「お入りになってください」





「すまないね」







碧兎様はそのまま私の部屋に入っていった





「どうなされたのですか?」









「桜湖、敬語は無しと言ったはずだよ?」





「ごめんなさいね、まだ慣れていなくて」





「そんな桜湖も僕は好きだけどね」




そう言って爽やかに笑う碧兎様






ドキッ





胸がときめいてしまう




「まぁ碧兎様ったら…それよりなぜここに?」













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