桜の舞う世界
「なんで、桜湖が謝るの?」
「だって、私がもっとちゃんとしていれば碧兎様は……「桜湖、いいかい?僕がここに寝たのは自分がそうしたかったからだよ?桜湖のせいじゃない。」
「はい……」
「それと敬語はなし、分かった?」
優しい声
「ええ、そうね…朝食は応接間に運ぶよう言っておいたわ終わったら報告するようにしたからこのまま私の部屋で待つ方がいいかも知れないわね……碧兎様はどうするの?」
「自分の部屋へと戻るとするよ。僕が部屋にいないと僕の部屋に報告しに来たメイドが困るからね」
「そうもそうね」
「あ、僕が来たことは内緒だよ?」
「分かっているわ。そうじゃないと困るわ」
「それじゃあ、また後で」
碧兎はそう言って桜湖のおでこに
チュッと
キスを落とした
「////…………」
何も言葉が出ない