桜の舞う世界





その想いだけが日を重ねるたび






強くなっていった











そんなある日の事







またアイツが現れた





「今日は動けるのだな」





「今日はそんなに寒くないから」




アイツとの会話も増えた









そういえば何故だかあの日以来
(寒すぎて動けなかった時)


室内の温度がどことなく暖かくなったのだ






お陰で喋る事もできるし

動けるようになった













< 221 / 310 >

この作品をシェア

pagetop