桜の舞う世界
メイドはそう言い走っていった
「お母様」
「桜瑚先祖の話は後でにするわね」
「はい」
「それと貴女は部屋に戻りなさいもう 夜遅いのだから女性たるもの体には気をつけなきゃ」
「分かりましたお母様」
それから部屋に戻ったものの
眠ることなく朝を迎えた
応接間に行ってみると既に人がいた
「お母様……」
「あら、桜瑚早いわね」
「お母様、お婆様の容態は……」
「医者に、言われたわ……もう長くわないって」
「そうですか……」
確かお婆様はお母様に嫌われていると言っていたわね
本当にそうなのかしら?
「お母様……お婆様のことどう思っているのですか?」
「急にどうしたの?」
「いえ気になっただけです…」