桜の舞う世界
その人物に目をやると
さっき目が合ったあの優しそうな人だった
この人が私の婚約者………
「初めまして私は縁鏡寺財閥の長男碧兎(アオト)と申します。桜湖さんに釣り合う相手になるよう見守って欲しいです。宜しくお願いします」
彼こと碧兎様が言い終わるのと
同じタイミングに拍手が鳴り響いた
「素晴らしいスピーチをありがとう皆さん!このパーティーはまだまだ続きます楽しんでいってください」
拍手を聞きながらお父様と彼とでステージにおりた
下りてすぐお父様が言った
「お二人は挨拶回りに行きなさい」
お父様が言った言葉に二人は
「「はい」」
っと一緒に返事をした