桜の舞う世界














キシッ









周りの音が遮断されているのか






ベットの軋む音が





妙に大きく聞こえる







「わざわざありがとうございます。私は大丈夫ですので」



私は眠くて思わず最後の方はキツく言ってしまった





少し経っても返事が無かったので



少し上にいる碧兎様の顔を見ようと顎をあげると






「んっ……」







一瞬だけ息ができなくなった







酔いがまだまだ冷めていない時の私には





碧兎様に何をされたのか考える事が出来なかった








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