【童話】てのひらに雨
わたしはママに電話して、それかられいくんのおうちのくるまにのった。

わたしはれいくんのお父さんにおれいをいって、車にのった。
れいくんのお父さんは、またきてねっていってくれた。

くるまにはれいくんものって、3にんでわたしのおうちまでいく。


車の中で、れいくんがしんぱいそうにいった。


ごはん、ちゃんとたべれた?


わたしはびっくりした。
だって、ごはんのとき、わたしはおはなしするのにいっしょうけんめいになってあんまり食べられなかったから。


食べられなかったけど、たのしかったよ!

そっか………。

わたし、また行きたいな。
きてもいい?


れいくんがしょんぼりした顔から、楽しそうな顔になった。

それから、うんって言ってくれて、ゆびきりげんまんをした。


わたしのおうちとれいくんのおうちはすごくはなれてるのに、あっという間についたきがした。


車からおりようとしたら、まだしとしとしてた。
だから車の中でおじさんとれいくんにおれいをいおうとしたら、れいくんがあの空色のカサをわたしによこした。


おれみたいにかぜひくから、カサちゃんとかぶったほうがいいよ。


れいくんカサだからほんの少しまよったけど、あしたかえすね!ってかりることにした。

いえの前なのに、カサをかしてくれるなんて、やっぱりわたし、れいくんやさしくてだいすき!

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