ダントツ!!16番人気の翔馬くん finalステージ
『あぁ…ジュース代、お前に返さないといけないだろ?』


『えっ?』


ジュース代…?


フッと笑みを零す翔馬くんを見つめながら、あたしは目を見開いた。


ジュース代って…


『別にそんなのいいのに!』


あたしは胸の前で手を振りながらニコっと笑みを向けた。


『でも…』


『えっ、いいよ。たかが100円ぐらい…』


『はぁっ?』


へっ?


突然、声のトーンが変わった翔馬くんを見つめながら、あたしはポカンと口を開けた。

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