ダントツ!!16番人気の翔馬くん finalステージ
『姫花…』


『なぁに?翔馬くん…』


あたしは翔馬くんの胸に顔を埋めながら小さく呟いた。


『俺、20歳になったらさ…』


『うん。』


『お前と行きたいところがあるんだ…』


『えっ?』


あたしはパッと顔をあげた。


すると、目の前にはにっこりと満面の笑みを浮かべる翔馬くんがいて…


『言わなくてもわかってるよっ!!』


あたしはニコっと微笑み返すと、ギュッと翔馬くんに抱きついた。

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