ダントツ!!16番人気の翔馬くん finalステージ
あぁ~そうだった!


あたしはポンっと手を叩くと、またバッグを探り始めた。


えっとぉ~


確か…


『あっ、あった。』


『ん?』


『あのねっ…』


あたしは首を傾げる翔馬くんを見つめながら、ニコっと笑みを向けた。


『これ…』


そして“それ”を手渡した瞬間、


『あっ!!』


翔馬くんは目をキラキラと輝かせながら、“それ”とあたしを交互に見た。

< 7 / 80 >

この作品をシェア

pagetop