こんなに好きなのに



「あっ、あれ穂香じゃない?」


学校についてロッカーでスリッパに履き替えてたら目の前にほのちゃんがおった。
学校ついて一番にほのちゃんに会えるとか俺、幸せちゃう?!



「ほ「穂香!」


…夕菜かぶってるで?
って勝ち誇った顔で俺を見るな!


「夕菜?っ…」


……今日もほのちゃん元気ない?なんか表情暗くない?


「ほのちゃん!おはよぅ」


でも、俺は気にせず笑顔で挨拶する。


「……………」


でも、ほのちゃんは無言で…


「ほのちゃん?」


「………おはよ。」


って言ったほのちゃんは本間にしんどそうで…辛そうな表情やった。


「何してるの?」


夕菜がきく。
本間…今は授業中やのに。


「私体調が…よくないから…保健室に…」


体調がよくない?なら。


「じゃぁ俺も!」


「はぁ?私が行くから夕陽は教室行きなさいよ!」


「なんでやねん!」


「あんたなんかに行かせたら危険でしょっ!」


「はぁぁ?!」


ほのちゃんそっちのけで言い合いをしてしまう…本間、俺と夕菜は仲悪い姉弟やわ…。




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