こんなに好きなのに



ちょっと…本間にちょっと夕菜との言い合いに真剣になってたら…ほのちゃんの声が聞こえた。


「二人とも…朝からなかいいね…」


「そんな事ないで!夕菜が!」


俺はほのちゃんの誤解をとこうとする。
やって俺と夕菜が仲良いなんかありえへんから。


「はぁ?あんたでしょーが!」


こいつは…絶対言い返す…

「おまっ「ははっ。もぅ!朝から…見せつけないで…よっ…」


…?!
ほのちゃんを見ると涙がつたってた…


「ほの…ちゃん?何で泣いてるん?そんなに体しんどいん?」


俺はほのちゃんの頬に手をのばす…でも、ほのちゃんは俺の手をさける。


「…っ!二人とも!ずっと仲良しでいてね?………大路君…夕菜を大切にするんだよ…!」


「はぁ?えっ!ほのちゃんっ!」


ほのちゃんはそぅ言って走ってった。
ん?!意味がわからん。
頭がこんがらがる。
夕菜を大切にって…


「っ!」


俺は気付いたら走ってた。
ほのちゃんの言ってる事の意味はわからん……でも俺が…俺が…今やらなあかん事はわかる。


ほのちゃんを追いかける事…それだけや。




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