こんなに好きなのに

黙ってたほのちゃんが次に発した言葉。


「からかってるの？」


「はぁ？」


からかってるって？！
俺が？ほのちゃんを？
そんな訳ないやん…


「だって………大路君には夕菜が…」


「夕菜？なんであいつが出てくるん…？」


？？
俺の頭には？しか浮かばん。夕菜？！


「付き合ってるんじゃ…」


「はぁぁぁ！？」


「えっ？違うの……？」


「はぁ………」


俺と夕菜が付き合ってるって…ほのちゃん。
どんだけ勘違いしてるん？
夕菜は秘密にしてって言ってたけど…いいよな？


「俺と夕菜は姉弟やねん…」


「？」


「だから夕菜は俺のお姉ちゃん！！」


俺がほのちゃんにそぅ言うと…本間に驚いた顔をしてる。それで…



「えっ！えぇぇぇ！？」



っと叫んだ。


「うそでしょ？」


「本間！」


じゃぁ…ほのちゃんが俺を避けてた理由って…もしかしてー


「ほ「はぁはぁ…穂香も夕陽も走るの速いよ！」


「夕菜…？」


…夕菜が息を切らせながら来た。またタイミングが悪い…


「っ！夕陽あんた！穂香泣かせたでしょ！」


「違うわ！」


「あんた、私の穂香を泣かせるとか何て事してくれてんねん！」


「違うって言ってるやん！」


って勘違いまでして…本間にー！！


「そもそも！夕菜がな！」


俺が夕菜にキレかけてるところで…怒鳴り声。