こんなに好きなのに



放課後…団長会議は大路君のおかげで全クラスの団長が来てくれた。


「今日は………」


私は淡々と体育祭当日の予定や応援合戦の順番のくじなどを話し…会議は終わった。


「…はぁ。」


「また元気ねーじゃん?」


「大丈夫っ!!てか今日のテント出しは大丈夫?」


「あぁ。男子団長と俺の担当だからな。大丈夫だって!」


「ありがと。私は…その間、生徒会室でプリント作ってるから。」


「あぁ…」


「………」


あれから大路君は私に話し掛けないし、目も合わせようとしなかった。


そりゃそうだよね?


私から謝らないと…いつまでも大路君に甘えてたらいけないんだ。


「あっ…」


でもね?目を反らされたら…どうしていいかなんて、私にはわからないよ。



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