こんなに好きなのに
それからほのちゃんは大事をとって1日、入院した。体育祭まであと4日。
「ほのちゃん大丈夫?」
「大丈夫だよ〜あれぐらい!」
「あれぐらいって…」
「大丈夫だってば!私、頑丈だもん。」
「頑丈って…」
「それに…何かあっても頼りになる彼氏がいるしね!」
「っ!」
今の笑顔、反則やわ。可愛すぎ。俺がほのちゃんを抱きしめようとしたら…
「姫島さんっ!!」
ほのちゃんを呼ぶ声に遮られた。
「吉崎さん…」
そこには…各団の団長と吉崎がおった。
「あの時はごめんなさい。あと…急に態度をかえたりしてごめんなさい…私、王子のファンで…頭も良くて何でも出来る姫島さんに嫉妬してたの…それであんな事…それなのに…私を庇ってくれて…本当にごめんなさい…」
「ごめんなさい」
団長達が声を揃えて言う…
その様子を見てほのちゃんは笑顔で言った。
「………ごめんなんていいよ。私だって悪かった事はあったし…ね?体育祭頑張ろ!協力よろしくね!」
「…ありがと…」
「じゃね………」
吉崎達を残してその場を去るほのちゃん。