こんなに好きなのに
「………」
生徒会室に入り…俺はほのちゃんを抱き締めた。
「…お疲れ様。よく頑張りました。」
「っ……良かったぁぁ。…皆、わかってくれて良かったよ〜」
そぅ言って泣き出すほのちゃん。
「ほのちゃんが頑張ってるのなんか皆、知ってるねんで?………本間、お疲れ様。体育祭頑張ろ。」
コクコクと何回も頷くほのちゃんがあまりにも可愛くて…俺はキスをした。
「っ〜!!!」
「ははっ」
真っ赤になって怒るほのちゃんはやっぱり可愛くて…
「…ありがと…大路君がいたから頑張れたんだよ…」
なんて可愛い事、言われたらまたキスをしたくなった…けど。
「いちゃつくな。」
「っ!!翔!!」
翔君が現れてお預けをくらった。
「お前ら、ここは生徒会室。いちゃつくなら他の場所に行け!」
「翔君…いつからおったんですか?」
「はじめから。」
「もー馬鹿ぁ〜!」
「あっ!ほのちゃん!」
さっきよりも真っ赤になったほのちゃんが会長室にこもって出てくるのは…これから二時間後やった。