こんなに好きなのに
「どうしたん?何か元気ないやん…」
「そぅ?勉強疲れかな…」
「そっか。てか!ほのちゃんどこの大学行くん?」
大学……
「まだ決めてないよ。行けるとこに行けるつもりなんだけどね。」
「ほのちゃんやったらどこでも行けるやろ!」
そぅ言って笑う大路君…罪悪感に胸が傷んだ。
「こんにちはー!」
「ちわー」
「先輩達くるの早いですね。」
「そうかな?家にいても暇だったから。」
「じゃぁ、明日の話するぞー。」
「はい」
翔が話を進める。
明日で引退か。この心地よかった場所とも…。