こんなに好きなのに



「………ほのちゃん泣きすぎ。」


綺麗に微笑んでキスをする大路君。かっこよすぎだよ。そんな事して………


「私なんかでいいの?……私なんか……で……」


「ほのちゃんがいいねん。ほのちゃんやないとあかんねん。」


「っ…………」


お父さん…ごめんなさい。
私には大好きな人がいます。私はこの人以外なんて好きになれません。


だから………私は………アメリカには行けません。


「ほのちゃんこそ俺でいい?」


「夕陽がいいよぉ……」


そぅ言った私は大路君に抱き締められ…泣いた。
途中から夜景は一切見れなくて…私はずっと泣いてたんだ。



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