こんなに好きなのに




「もしかして…麻穂ちゃん?」


「ちがいましゅ。僕は、のぶかじゅです。」


のぶかじゅ?


「のぶーっ!!誰だった?って、穂香っ!!」


「………麻果。」


「いらっしゃい…そちらは?」


「大路夕陽です。穂香さんの彼氏です。」


「そっか。どうぞ、あがって。信一は今日は出てていないから。」


「………」


初めて来る麻果の家は綺麗に片付けられていた。


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