こんなに好きなのに

家族




ピンポーン…


「麻果、チャイムなってるよ?」


「本当だ。誰だろ?こんな時間に…」


もぅ、9時を回ったところ…私たちもそろそろ帰らないと…。


「ちょっ!!止めてよっ!!勝手に入らないでっ!!」


「麻果?」


玄関から聞こえる麻果の怒鳴り声…リビングのドアが乱暴に開けられる。


「穂香ーっ!!」


「!!お父さん……」


そこには息を切らせ…あきらかに怒ってるお父さんがいた。



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