こんなに好きなのに



「麻果…っ!!お父さんがっ…っ!」


私は頭が真っ白になって何もできなかった。たぶん麻果もそうだ。


「早く救急車に電話して下さい!」


そんな中、冷静だったのは大路君だけだった。


「…………お父さん…」


救急車はすぐに到着して…私と麻果と大路君を乗せて病院まで走った。



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