こんなに好きなのに



私は残された会長室で泣く事しか出来なかった。
追いかける事も…電話する事も出来なかったんだ。


「どぅして………」


私が甘えすぎたの…?
もぅ、私のことなんて嫌いなの?


「穂香っ!穂香っ!」


「…………」


翔………?
部屋のドアを叩く。
もぅ、こんな時間?


「…………」


「穂香っ!開けろっ!!」


「…………」


「穂香っ!」




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