こんなに好きなのに
「大路君っ!!」
二階から…下足室に向かって歩いてる大路君を呼んだ。
「………」
見上げる大路君…視界に私がいるはず…
「………」
「大路君っ!!」
でも、知らないふりをして行ってしまった…。
「………」
やっぱり私たち終わりなの?…私のこと嫌いなの?
「…………」
ダメ…こんなことで諦めたらダメなんだ。
大路君はいつも真っ直ぐ私に気持ちをぶつけてくれた…だから、私もぶつけるんだ。私の正直な気持ちを。