こんなに好きなのに


両頬を叩いて気合いを入れる。
“こんなことで諦めない。”


「よしっ!!翔、私次の授業サボるからっ!」


「おー、」


急いで一年生の教室に行く………


「…………」


いたっ!!大路君は机に伏していた。


「姫だ…」


「姫が来るとか初めてだね…」


周りがざわざわ騒ぐ…でも、そんなの関係ない。


「………」


大路君の机の前に立つ…大路君はゆっくり顔をあげた。



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