こんなに好きなのに
「ゆうって誰?」
「大路夕陽!後輩の名前ぐらい知っとけよ。」
「そういえば、大路君夕陽って名前だった!」
「お前な………まぁ、その話はいい。補佐は夕がいいと思うんだけどな。」
大路君か…仕事はきちんとしてくれるし。
周りをまとめれるけど……
「彼はまだ一年生だよ?まだ無理だと思う。それにやっぱり来年の会長に当たるあっきーか嘉香の方が私はいいと思う。」
「……まぁそだな。」
「それに…重荷だよ。」
「……じゃぁ、晃か嘉香に言っとくか。」
「うん!」
団長補佐とは各団長の監査係になる。
放課後の練習時間オーバーや夜の練習などの見張りだ。だからとっても大変。
常に各団を見ておかなくちゃいけない…
「あと一ヶ月か…大変」
「頑張ろうぜ?それと文化祭したら俺らは引退だし…な?」
「だね♪」
翔はやる気がなさそうに見えるけど、本当はすごく頼りになる。
いつも私を支えてくれる。副会長が翔で良かったって本当に感謝してる。
「じゃぁ、団長衣装のデザインは穂香に任せるから。」
「はーい!かっこいいのにするから任せて☆」