こんなに好きなのに
喧嘩?!
太陽の光が気持ちいい…特に会長室は♪
私のお気に入り場所。
「寝そう………」
コンコン
「!どうぞ。」
いつもは人なんて来ないのにな。
「失礼します。」
礼儀正しく会長室に入って来たのは大路夕陽。
失礼します。なんて言った事あったっけ……?
「昨日は言い過ぎた真似をして失礼しました。」
「………」
髪の毛だってオレンジっぽかったのに真っ黒だ。
それにワックスもしてない。眼鏡して…真面目って感じだけどやっぱり何か派手。
「やっぱり俺は姫島先輩の役にたちたいです。…団長補佐をやりたいんです。だからお願いします!団長補佐やらして下さいっ!」
「………」
「お願いします!」
頭を下げて…ずっと下を見つめてる。
「どうして?そんなに私の役にたちたいの?」
「………好きやから」
「…………」
「前にも言ったけど、好きやから。ほのちゃんの役にたちたいねん。」
「………」
「って!タメ語に戻ってもぅてるし。最悪や…せっかく」
それからぶつぶつと言い出す大路君。
やっぱり可笑しいよ。