こんなに好きなのに




「687……6…8…7!687!あったぁ!」


「ほのちゃん。おめでと♪」


「彼方!私、受かったよ!彼方は?」


聞くまでもないか…彼方だったら余裕で…


「落ちた…。」


「え?うそ………」


「…だから俺、ほのちゃんと付き合う資格ないわ。」


「そんなことないよ…彼方が私と付き合うのに資格とかそんなの関係ないよ?」


「俺と付き合ってくれんの?」


「うん!当たり前だよ。私は彼方が好きだから…」


「…………ありがと。」


それから私達は付き合い始めた。
彼方は第二希望だった高校へ入学した。
私は主席で合格してた。



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