こんなに好きなのに
「でも、なに?」
今日の翔怖いし…
「なに!?」
「大路君で大丈夫と思う…?」
「うん」
即答…
「…大路君をどうしてそんなに信用してるの?」
「あいつのどこを疑う必要があんの?」
「………」
「あいつ、いつも真剣じゃん。あいつはいつも素直で真面目じゃん。だから俺はあいつを信用してんの。…穂香は?あいつ何で疑ってんの?」
「………だって」
「だって?」
「…………」
翔の言ってる事が正しい。
だって私の信用していない理由なんて…ただ彼方に似てるからってゆぅ理由だけだ。それに私はー
「!」
頭に感じる手の温度…
翔は私の頭を優しくて撫でた。
「なぁ…ちょっとはあいつ自信を見てやれよ。」
「…………うん。」
「団長補佐はもぅちょっと考えよ。それまでは俺が補佐するから。」
そぅ言って翔は教室に戻って行った。