こんなに好きなのに



翔に頼りっぱなしだな…はぁ。団長失格だよ。


「………はぁ」


昨日から大路君に会ってない。1日会ってないって久しぶりだな。
彼が入学してきてから毎日会ってたからな。
会ってたってゆうか会いに来てくれてた…かな?


「…………何か。」


「何か?どうしたんですか?」


「っ!嘉香…どうしたの?」


「先輩が授業サボって生徒会室にいるなんて珍しいじゃないですか?」


「またサボって…嘉香。今何の授業なの?」


「…………」


嘉香は顔を歪ませた。


「はぁ…書類出しとくから後で自分で書いといてね?」


「…え?」


「いつもサボってたら単位貰えないでしょ?だから…一応私に言って…公欠にするから。」


「はい!ありがとぅございます!」


嘉香は嬉しそうにそぅ言った後、紅茶をいれソファーに座った。



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