こんなに好きなのに
Act:3

不信




あれから悩んだ結果。
私は決めたんだ…


「団長補佐は大路君にやってもらうことに決定しました!」


「はーい」


「あっきーと嘉香はそれでいい?」


「いいっすよ。俺めんどくさそうだからやりたくなかったし。」


「私も〜」


「あんた達!」


「だから俺は夕にしよって言ってたんだよ。」


「それだけ?」


「うん。基本的な理由はね。」


翔騙したな…


「でも!あと体育祭まで1ヶ月。それに体育祭の一週間後には文化祭もあるし。気を引き締めて頑張りましょう!」


「「「はーい」」」


「って当の王子は?」


「そぅ言えば…」


「今日、掃除当番らしいぜ。だから遅れるって。」


「そぅなんだ。じゃぁ皆、今日はクラスの方に行ってくれていいよ。翔は私と周りるからね?」


「おぅ」


「すいませんっ!掃除で遅れましたっ!」


「今日はもぅ終わったからクラスに行っていいよ?明日から頑張ってね。団長補佐」


「!はいっ!」


大路君は満面の笑みを向けた。


「じゃぁ、俺帰ります。」


「練習に行かないの?」


「あぁ…今日はちょっと用事あるんで」


「そぅなんだ。バイバイ」


「さようなら」



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