こんなに好きなのに
溢れる気持ち
今日の朝も大路君は私に会いにくる。昨日までは良かった…でも今日は嫌だ。
顔を合わせたくない…
「ほのちゃんっ!」
来た…どぅ反応したらいい?彼女出来たの?良かったね…なんて言えない。
「おはよ…」
「今日元気ないな?大丈夫?」
大丈夫じゃない。
どうして普通なの?
大路君には可愛い夕菜ってゆぅ彼女がいるじゃない。
なのにどうして私に普通に接してるの…?
「…ほのちゃん?」
「ごめっ…今日は…ちょっと体調が悪くて」
「やったら早く保健室に行かな!」
「大丈夫だから…」
手を離してー
「大丈夫ちゃうやん!?」
「大丈夫だって!」
私は大路君の手を思い切り振り払ってしまった。
「………」
「早く教室に戻らないと…遅刻するよ。」
私は自分の席に座った。
「ごめん………」
大路君は切なそうな顔をして教室を出た。