もう一度届きますように。
『飯作ったんだ。食おーよ。』

キスした後何事もなかったように
ご飯を食べ始めるツバサ。

『あ、ユウさんからケーキとお酒もらった?』
うんと頷くとツバサは
床に置いた荷物からガサガサと
ケーキとお酒を取り出した。


『1ヶ月前から予約してたんだ。
この日だけは俺らだけの貸切にしてって。』

ツバサは小さな子供が母親に話しかけるように
言葉を弾ませながらケーキを取り分けている。

『だからユウさん、今日はいい日になるねって言ったんだ。』
ツバサに聞こえないくらい小さな声で呟く。
ユウさんは私の気持ち知ってるから。





私がずっと



ツバサを好きなこと。
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