もう一度届きますように。
ツバサの作った手料理はどれも美味しくて
ユウさんのくれたケーキは甘酸っぱくて
お酒も飲んでほろ酔い気分になると
ツバサは私をベッドへ連れて行った。


言わなくてもわかる。
このあと何をするか。
ツバサと会えば必ずする。
日常動作のように当たり前のように
ツバサは何も言わず私を抱く。

好きも愛してるもそんな言葉たちも
ツバサは私にはくれない。

だってツバサにとって私は
彼女でもなんでもないんだから。

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