もう一度届きますように。
ツバサに思っていることを告げる。

『ツバサに助けられて
ここまでそばにいてもらった。
なのにツバサの望むことには
何一つ応えてあげられない。
ツバサ、ごめん。
私はここに残ってまだやらなきゃいけないことがある。』

本当にこれで最後だと思った。

もうツバサに待っててもらうことも
こうして会うことも
もう本当に最後。

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