もう一度届きますように。
もうツバサに待っててもらうことはできない。

これ以上ツバサを縛り付けて
おくことはできないんだ。

私はツバサより
自分の進む道を選んだ。

だけどツバサにも私じゃなくて
自分がやりたいことを選んで欲しかった。

ツバサは
私がすべてを話し終えると
静かに頷いた。
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