もう一度届きますように。
#13
カランコロン
ドアを開けるといつものように音が響く。
『キヨ、お疲れ。』
ユウさんがグラスを拭く手を止め
こちらを見る。
『お疲れ様。ユウさん。』
ツバサがアメリカに行って
さらに3年が経った。
私はもう28になっていた。
『そういやinfinity帰国するらしいぞ。』
ユウさんが週刊誌の表紙を
人指し指で叩く。
‘‘海外で大活躍ロックバンド
いよいよ帰国”
大きく書かれた文字と
4人の写真。
『もうあれから3年か。』
月日が流れるのはあっというまだった。
ドアを開けるといつものように音が響く。
『キヨ、お疲れ。』
ユウさんがグラスを拭く手を止め
こちらを見る。
『お疲れ様。ユウさん。』
ツバサがアメリカに行って
さらに3年が経った。
私はもう28になっていた。
『そういやinfinity帰国するらしいぞ。』
ユウさんが週刊誌の表紙を
人指し指で叩く。
‘‘海外で大活躍ロックバンド
いよいよ帰国”
大きく書かれた文字と
4人の写真。
『もうあれから3年か。』
月日が流れるのはあっというまだった。