もう一度届きますように。
『私もう28だよ…?』
『年齢なんて関係ないよ。
キヨはキヨのまま。ずっと変わってない。』

そっと私の涙を拭うと
ツバサは私の手をそっととった。

『アメリカへ行っていろんなことを学んだ。
いろんな場所にも行ったよ。
けどいつも俺の中にあるのはキヨだけ。
忘れることなんてなかった。
帰国したら真っ先にキヨにプロポーズしようって俺アメリカへ向かう飛行機の中ですでに考えた。』

悪戯っぽく笑うツバサ。

『私が他の人と結婚してたらどうしたの?』
『まさか、キヨが俺以外の男好きになるなんて
絶対ありえないってね。』

ツバサの自信満々なその笑顔を見て
私はまたおかしくて笑った。
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