もう一度届きますように。
『キヨ、もう一回いうね。
俺と結婚してください。』

ツバサの差し出す手に
私は自分の手をそっと重ねた。

『責任とって一生幸せにしてね。』

私はそう笑って
ツバサに飛びついた。


ユウさんはカウンターの中から
笑いながら涙ぐんでた。
入り口でそっと見守っていたメンバーは
ホッとしたように私とツバサに
祝福の言葉をかけてくれた。
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