もう一度届きますように。
アンリが帰った後
片付けを黙々と進める私にユウさんは言った。
『ツバサのこと心配なんじゃないの?』
ユウさんはいつも何かを知ってるように
私に言う。
『連絡先知らないし。』
『俺が連絡先は交換するなって言ったから?』
『そうだよ。』
ユウさんはすまんねと笑いながら
タバコの煙を吐いた。
『いつでも連絡が取れる状況にいたら
キヨはどんどんだめになってくと思ってさ。
ツバサはほらあんなんだから。
あいつにいまの彼女ができたって聞いた時
キヨに深入りさせなくてよかったって思ったんだ。
ましてや連絡先なんて交換してたら
キヨはもうあいつから離れられなくなるだろうね。』
返す言葉が見つからない。
ユウさんの吐いた煙は
ゆらゆら揺れてる。
片付けを黙々と進める私にユウさんは言った。
『ツバサのこと心配なんじゃないの?』
ユウさんはいつも何かを知ってるように
私に言う。
『連絡先知らないし。』
『俺が連絡先は交換するなって言ったから?』
『そうだよ。』
ユウさんはすまんねと笑いながら
タバコの煙を吐いた。
『いつでも連絡が取れる状況にいたら
キヨはどんどんだめになってくと思ってさ。
ツバサはほらあんなんだから。
あいつにいまの彼女ができたって聞いた時
キヨに深入りさせなくてよかったって思ったんだ。
ましてや連絡先なんて交換してたら
キヨはもうあいつから離れられなくなるだろうね。』
返す言葉が見つからない。
ユウさんの吐いた煙は
ゆらゆら揺れてる。