もう一度届きますように。
#6 Tsubasa SIDE
『なんで俺だけ?!』
あの日カケルからの伝言を聞いた時の俺の反応はそんな感じだった。
『だからつーくん今朝キヨの誕生日祝ってて
いなかったでしょ?それに昨日も先に帰っちゃったし。だからカケルがつーくんは撮り直すまで帰っちゃダメだって。』
サクラがスティックを俺に向けながら言う。
『くそ、やられた。』
『つーくん、キヨのこと好きすぎ。』
俺の左手のリングを見てサクラは言う。
俺の左手のリングは結構前にキヨが
ネックレスに通していたリングを俺が気に入ってもらったもの。
飾りだよ?と言いながら俺の指にぴったりだったこのリング。
キヨに会うときも付けてたいけど
キヨが居ない時のキヨの代わりだから。
だからキヨがいるときはこのリングは付けない。
それはいつしかメンバーにもバレてた。
あの日カケルからの伝言を聞いた時の俺の反応はそんな感じだった。
『だからつーくん今朝キヨの誕生日祝ってて
いなかったでしょ?それに昨日も先に帰っちゃったし。だからカケルがつーくんは撮り直すまで帰っちゃダメだって。』
サクラがスティックを俺に向けながら言う。
『くそ、やられた。』
『つーくん、キヨのこと好きすぎ。』
俺の左手のリングを見てサクラは言う。
俺の左手のリングは結構前にキヨが
ネックレスに通していたリングを俺が気に入ってもらったもの。
飾りだよ?と言いながら俺の指にぴったりだったこのリング。
キヨに会うときも付けてたいけど
キヨが居ない時のキヨの代わりだから。
だからキヨがいるときはこのリングは付けない。
それはいつしかメンバーにもバレてた。