もう一度届きますように。
そりゃ彼女も忙しいし
お互いの事情をわかってた。
だけどそれにしても最近の連絡は激しい。
正直もう嫌になっていた。

話そう話そう思ってるうちに
こんなに時間が経ってしまった。
俺は結局彼女に別れを切り出せないまま
いつものように過ごしていた。



毎日大量の仕事をこなして
正直俺の疲労も限界に近かった。
喉の調子も悪く
喉を酷使しすぎだと言われた。
しばらくレコーディングは延期しようと
俺の都合で仕事を伸ばしてしまった。
それの苛立ちもあり
俺は彼女とぶつかることが多くなった。
< 46 / 137 >

この作品をシェア

pagetop