もう一度届きますように。
会場は人でごった返していた。

『すごい人…。』
はぐれないようにと
レンは私の手を握りなおすと
会場内を進んでいった。

会場はガンガンに音楽がかかっていて
人の多さから熱気がすごかった。
まだ残暑の残る9月。
蒸し暑くて水分を取らなければ
倒れてしまいそうだった。


始まるまでレンと座って
ご飯をとったり写真をとったりして時間をつぶした。

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