もう一度届きますように。
ツバサがキヨに別れを告げられた日、
ツバサは俺の元へ来ると静かに

『俺、キヨに振られた。』

そう言うと俺のベッドに勝手に潜り込んだ。

『おい、そこで寝るのかよ…。』

ツバサにコーヒーを入れ渡す。
『俺キヨのことやっぱ傷つけてたんだな。
カケルはやっぱなんでも
お見通しなんだなー。』

わざとヘラヘラ笑うツバサは
強がって見えた。
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