もう一度届きますように。
infinityのメンバーからもプレゼントを
貰ってしまった。
お客さんからプレゼントなんて申し訳ないという私に、
いつも幸せをくれるのはここだからと
みんな優しく微笑んでくれた。
『ありがとう。』
素直に伝えた。素直に嬉しかった。
ユウさんはずっとよかったなーっと言ってくれた。
そのまままた話は変わり
気づけば



朝の5時。
ちょうど朝日が昇って店にも明るい光が
差し込んだ。

『おっと、時間だな。』
ユウさんが外を見て言う。
『ほんとだ。もうこんな時間か。』
カケルが立ち上がる。
このお店は朝日が差し込んだ時間に
店を閉じる。
夜明けを迎える店だから。

『じゃあ素敵な1年を。』
そう言ってカケルは眠そうな3人を
連れて帰って行った。
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