もう一度届きますように。
『お前も大変だな。』

タイキが笑いながら
俺をつつく。


『うるせーよ。』
『リーダー。たまには頼れよ。』


いつもヘラヘラ笑うタイキが
たくましく俺の肩をつかんだ。


『ありがとな。』




俺の好きな人へ。

こんないい歳して
情けないくらい好きでした。
きっとキヨがツバサのことを想ってるくらい
俺もキヨのこと想ってた。
痛いくらい分かる気持ちが
俺の中にあった。

あなたが幸せになれますように。
俺が好きな女が
幸せになれるように
俺はいつも願ってるよ。
< 81 / 137 >

この作品をシェア

pagetop