もう一度届きますように。
いつのまにか散らかった部屋を
片付ける。
何かをしていないと考え込んでしまう。

散らかった雑誌、
椅子にかけられた服、
テーブルに広げっぱなしの仕事の資料。

部屋の中はごちゃごちゃだ。
一つ一つ片付けていく。

気付いたら時計は8時を回っていた。
食欲もわかず
レンが帰りがけにコンビニに寄って買ってくれたゼリーを食べる。
シャワーも浴びたし
もう今日は寝よう。

だけどその前に、レンに言わなきゃ。
今日手を払いのけてしまったことで
レンに触れられることを
拒否してしまいそうな自分が怖かった。
< 83 / 137 >

この作品をシェア

pagetop