もう一度届きますように。
『さて、キヨも今日は誕生日だし!
片付けはいいから帰ってゆっくりしな!』

ユウさんは笑って頭をぐしゃぐしゃにした。

『いいのに…片付けしてくよ?』
『いいのいいの!ほらこれ持ってけ。』

ユウさんは私の大好きなタルトケーキと
私の好きなお酒をボトルに入れて手渡してくれた。

『お疲れ様。』

そう言って私は店を出た。

closeの札が曲がっているのを
真っ直ぐに直した。
この店がいつもcloseの札を下げているのは
間違って一般のお客さんが入ってこないようにするためだってユウさんが前に言ってた。

infinityのみんなからのプレゼントと
ユウさんからのケーキとお酒を持って
私は空け方の道を歩いた。
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